ホンダの7速DCT、またリコール。フィットとヴェゼルのハイブリッドで

10月と12月に続いて、またホンダのDCTで不具合です。

「フィット」のハイブリッドで7万929台、「ヴェゼル」のハイブリッドで1万424台、合計8万1353台のリコールとなります。

DCT制御プログラムに不具合があり、1速のギアがかみ合わなくなり、発進不良、加速不良、坂道でのずり下がりなどが発生する恐れがあるとの事。

措置としては、ギアのかみ合い不具合の記録のある車両は破損の可能性を考慮して内部部品の交換。

記録の無い車両に関してはユーザーへ注意喚起。

そしてかみ合い不具合の有る無しにかかわらず、制御プログラムの書き換えを行うということです。

さらに、プログラム書き換えが終了するまで生産中の車両は出荷停止、販売店の車両も引き渡し停止という措置。

いずれもかなり好調な車種でのリコール、ホンダには大きな痛手となりますね。

対策済みの制御プログラム供給は、2月21日開始予定です。

ちょっと前には、VWでもDCT（DSG）の不具合がありました。

どちらも「デュアルクラッチトランスミッション」という方式の変速機なのですが、こうもリコールが続くと、まだまだ安定しないという印象を持ってしまいます。

今回のリコールで問題となった制御プログラムは特に難しいのでしょうね。

そういえば、スズキの新ミッション「オートギアシフト」はどうなのかな･･･

初物といえば初物ですし。

まあこちらは従来からあるMTがベースなので、不具合の少なさや対策の容易さに期待したいです。

とにかく今回のリコール、なるべく早く対策が進むといいですね。