一部改良、ひたすら地味な三菱「アウトランダー」、しかし「PHEV」は欧州で人気
三菱の、個人的に正直 ”パッとしない見た目” という印象のSUV、
「アウトランダー」
に一部改良が施されました。
三菱自動車、「アウトランダー」を一部改良して上質感を向上 / 吸遮音材や制振材の追加で静粛性を高めるとともに、メッキパーツなどを追加 - Car Watch
「三菱アウトランダー」仕様変更で上質感アップ | webCG
三菱 アウトランダー を一部改良…新デザインのフロントメッキグリルなど採用 | レスポンス
フロントメッキグリルやフロントフォグランプメッキベゼルにシルバーの前後スキッドプレートも追加され、印象が変わりました。
右が今回改良された「アウトランダー」です。
さらにボディーカラーに新色「レッドメタリック」が追加。
この新色、これはまた意外と良さ気ですね。
そのほか、ボディ、シャシーの遮音・制振性能が強化されたり、足回りではリバウンドスプリング内蔵ダンパーを採用して操縦安定性を向上させたということ。
今回のこの改良の発表まで、実はほとんど興味のない車だったんです。
正直この地味さは・・・
しかし、アウトランダーの「PHEV」は、欧州で人気の高いモデル。
三菱 アウトランダー PHEV、欧州受注が1万2000台突破 | レスポンス
日本でも発売当初は多くの受注があったとか。
その性能、これまた調べてちょっとびっくり。
基本EVの車で、そのEVモード走行時には最大60km以上の距離が可能!
大きな車なのにびっくりです。
しかも、回生ブレーキなどで自力である程度充電でき、バッテリーがなくなるとガソリン走行へと切り替わるという優れもの。
完全EVである日産「リーフ」のように残りの電力を気にしながら走る必要がなく、普段使いではガソリンをほぼ消費せずに済むというかなり画期的な車なんですね!
トータルの燃費では「プリウス」などのエンジンベースのハイブリッドには劣るそうですが、使い方次第ではこちらのほうがガソリン代が浮きそうな気もします。
実際ネット上では街乗りはEVで事足り、夜間充電で賄ってしまうのでほとんどガソリンが減らないなんてレビューも。
勉強不足ですいませんでした。
ホント。
そのネットでの評判ですが、ざっと見てほぼ好評な意見ばかりのようです。
特に乗り味に関しては、まとめると「重厚で安定感があり上質」といったところ。
同じように多い意見として、やはり外観の地味さを挙げる声も多いです。
この辺はやっぱりみんな思ってたのね・・・
今回外観へ追加された要素は、「PHEV」にも是非追加して欲しいところ。
あとはフロントライトとグリル、リアのランプ周りのデザインをどうにか・・・
まあ「ブーレイ顔」はちょっとやめた方がいいかもしれませんけど。
聞くところによると、現在の経営陣はあまり車が好きな人たちではないとか。
最近のひたすら地味な感じのデザインって、その影響なのでしょうか。
上が車の魅力なんかに鈍感だと、開発や販売の現場はきっと辛いですよね。
しかしこれだけの車を開発する能力は健在なのですから、後はデザインだけの問題とも言えそうです。
乗ったらわかるという、三菱自動車の最高傑作との声も高い「アウトランダー PHEV」。
大きな車は好みではありませんが、ちょっと試乗してみたくなっちゃいました。