トヨタ、約700万円の燃料電池車「FCVセダン」発表、2014年度中に発売予定
トヨタが新しいエコカーの概要を発表、水素を燃料とする燃料電池車です。
トヨタ、燃料電池車（FCV）を2014年度中に発売、価格は「700万円程度」と予告 / セダンタイプの新型FCV車のエクステリアデザインを公開 - Car Watch
【トヨタ FCVセダン 発表】「ガソリン車に置き換わる」トヨタの燃料電池車戦略 | レスポンス
発表時に公開された車両は「市販予定デザイン」。
従来では1000万円を超えてしまうという価格を約700万円までコストダウン、さらにそれでも赤字とはならないそうで、これはトヨタならではかもしれませんね。
ガソリン街を燃料とする未来の車というイメージなのでしょうか、なかなか未来的な姿をしています。
フェイスデザインは「オーリス」みたいな印象もちらっと。
リアのデザインも近未来風を狙ったのでしょうが、ちょっとタレ目でいまいちかも？
この水素を使った燃料電池、電気自動車と比べて有利な点は航続距離と燃料補給の時間。
水素を満タンに充填するのに約3分、そして航続距離は最高約700kmにもなるというのですから、実用性は十分ですね。
さらに、輩出するのは水のみ。CO2などは一切出さないところもポイント。
まあ、こういった新動力のエコカーは製造過程まで含めるとどうなのかというところはありますが、車を走らせる分には環境負荷が低い（無い）のは明らか。
走行シーンのあるイメージ動画もアップされています。
発売は2014年度（2015年3月まで）中を予定。
来年春には町中で見かけることができるかもしれませんね。
水素ステーションの建設は現在のところ大都市を中心に100ヶ所ほどの予定。
しかしこれが規制見直しや建設コスト低減などで2025年には1000ヶ所、2030年頃には5000ヶ所の増設が見込まれているそうです。
ハイブリッドがプリウスから十数年で普及した感もあり、今後十年ほどでどれだけ延びるか、期待したいですね。
