デルタウィングが市販車を計画。生産メーカーを募集?レースのノウハウで高効率・低燃費
ルマンのレースなどに参戦し、他にない独特の姿で大きな話題となった
「デルタウィング」
に、市販車の計画があるとか。
DeltaWing offers up four-seater concept - Autoblog
DeltaWing Envisions Roadgoing Version of its Racecar, Wants to Pitch it to Automakers - Carscoops
こちらはそのイメージスケッチのようです。
他の車にない優れた空力などレース参戦で蓄積したノウハウを活かし、従来の市販4輪自動車よりも35%軽い重量、35%低い燃費、35%少ないエンジン馬力が実現可能だとか。
例えば記事によると、85~100psほどの4気筒エンジン搭載車であれば、時速96kmまで約6秒で達し、最高速度210km/h、燃費は29.7km/Lという数値を達成できるだろうということで、確かに従来の車両では考えられないかなり凄い数値。
また、圧縮天然ガス・ディーゼルなどの様々な燃料やEV・ハイブリッドなどの新世代の動力にもマッチしているそうです。
しかしデルタウィングの悩みどころは、独自生産するための大規模な生産施設を持たないということで、生産能力のある自動車製造メーカーと契約を結ぶ方向で考え中とのことみたいです。
その資質を活かして将来の高い環境基準規格をクリアする車両の生産が可能ということで、手を組みたいというメーカーも近いうちに現れるかもしれませんね。
かつて車両開発に協力した日産(でも契約終わって色々揉めてましたね)、マツダもその後に協力したりしましたし、日本メーカーで手をあげるところがあるといいですね。