新型車「セレリオ」がスズキのインド子会社・マルチスズキから。2月5日のデリーモーターショーで発表。日本導入はあるか?
インドの自動車販売トップシェアといえば、スズキの子会社「マルチスズキ」です。
安価かつ造りの良い日本車ということで、インドなどの新興国はスズキと相性が良いのでしょうね。
2月5日にインドで開催される「デリーモーターショー」で、そのマルチスズキから
「セレリオ」
という新型のコンパクトカーが発表されるそうです。
【デリーモーターショー14】スズキ、セレリオ を予告…新型コンパクトカー | レスポンス
マルチスズキは現在「Aスター」というコンパクトカーを「世界戦略車」として、インドのほかにヨーロッパなどへも輸出しているそうです。
こちらがその「Aスター」です。
軽自動車の「アルト」を思わせるデザインで、個人的には好きです。
この「Aスター」、実は以前日本への導入が予定されていたモデル。
スズキ、低価格小型車を日本へ逆輸入−15年に年1万台で開始:日刊工業新聞
2年ほど前の報道ですが、スズキのタイ工場で生産し、逆輸入!
当時の円高の影響から、このような計画があったのだと思われます。
そう、わかりやすく言えば、日産の「マーチ」や三菱「ミラージュ」のような位置づけの車なんですね。
これらタイ生産のコンパクトは、残念ながら日本での販売は振いません。
装備の簡素さ、内装などのチープ感があまり受け入れられていないみたいですね。
タイ工場で「ミラージュ」の増産があったそうですので、その他のアジア各国ではかなり好調のようですけどね。
話を戻して。
今回発表される「セレリオ」は、実はこの「Aスター」に替わる車。
為替の影響もあったでしょうが、記事からするとスズキは軽自動車と「スイフト」の間を埋める車をラインアップに加えたかったようです。
計画がそのまま継続してスライドするなら、日本へ逆輸入される車はこの「セレリオ」ということになるかもしれません!
「マーチやミラージュのような車が増えるだけでしょ?」
と思う方もいるかと思いますが、この車のトピックは、以前このブログで紹介した、
が搭載されるということ!
耐久性や触った感じは未知数のミッションですが、運転する楽しさも売りにしているこのミッションには、個人的に期待しているのです。
安さも売りの新興国向け車両に搭載されるということは、割と安価なユニットみたいですし、日本でも今後スズキ車への採用が増えるかもしれませんからね!
あと、コンパクトカー好きとしては、選択肢が増えるのは歓迎したいところ。
しかし申し訳ないのですが、私も今の「ミラージュ」にはそんなに魅力は感じません。
レギュラーラインアップの「マーチ」もいまいちです。
多少チープでもあまり気にしない、というか味があるチープさとかは好きなのですが、あの外観の"どこか諦めたようなチープさ"は、どうも・・・
上手く言えませんけど。
どちらもフロントライトのデザインを多少変えてもらって、ミラージュなら欧州仕様のようにスタビライザーなど標準で付いていたら、また違った評価があったかもしれませんね。
私もライト周りが変わってくれて、運転の楽しさで多少評判が良ければ候補にしたいのですが。
このスズキの「セレリオ」はどうなのでしょうか?
外装の写真は公式に出てませんので、とりあえず内装。
この内装はおそらくCGですかね。
それでも、ドアの辺りとかに軽自動車「アルト」のような割り切りが感じられます。
しかし配色とデザインで頑張っているのは好印象。
いっそこんな感じで「軽自動車に1コ上のエンジンを載せた車!」っていうのならアリです。
むしろ待ってましたです。800ccや1000ccの軽プラスアルファの車。
まあ、実際のところはやっぱり実車次第ですけど。
純正のオーディオはBluetooth対応で、スマホなどの再生機器から音楽を聴くことが可能。
社外品を付けても違和感なさそうでいいですね。
235リットルのトランク容量、軽より1ランク上(現行のAスターの車幅は1600mm程)という大きさの割りに結構荷物が積めそうです。
以前からスズキの新興国向けのコンパクトカーを見るにつけ、「丁度良いサイズ、いいなあ」なんて思ってましたが、これが逆輸入されればもう羨ましくは無い!
かもしれません。
外観のデザインと、あと重量やサイズなんかのスペックが早く知りたいです。
2月に期待!
※発表されました!記事はこちら。
マルチスズキ「CELERIO(セレリオ)」発表、新型ミッション「オートギアシフト」初搭載で日本投入を期待! - クルマ好きなら毎日見てもいいじゃない