GM、放置問題とは別に175万台リコール。社内調査で発覚、洗い出しの一環とも
GMの「不具合10年間放置問題」を先日記事にしたばかりですが、別件で大量リコールがありました。
GMが新たに175万台リコール 北米などで複数車種に不具合 - MSN産経ニュース
GM:175万台リコール 欠陥放置受け、内部調査で判明 - 毎日新聞
放置問題を受けての社内調査の過程で、複数の車種で異なる不具合が発覚したことによるリコールだそうです。
その新たなリコール、車両台数は175万台にも上るそう。
北米で154万台、その他にはカナダやメキシコで販売した車両が対象となるみたいです。
内容としてはブレーキ部品の加熱による発火の恐れ、衝突時にエアバッグが動作しない恐れなどで、幸いなことに事故や死傷者の報告はないということ。
先の放置問題があったので、見つかった不具合はすぐにリコールとして対応し、早期に問題解決に取り組む姿勢をアピールしたいというのもあるでしょうね。
続けての大規模リコールは最初「またか」と思ってしまいますが、考えてみれば不具合をすぐにリコールとするほうが事故を未然に防ぐのにも有効ですし、誠実な対応とも言えます。
ただ、10年ほど放置していた点火スイッチの不具合については、組織ぐるみで隠匿していた可能性も浮上。
不具合発覚が2004年としていたのが、実は開発段階の2001年には把握していたということです。
欠陥を知りつつそのまま製品として販売してしまったわけで、いやはや。
これは、生半可なことでは信頼回復は難しいですね。
まだまだ問題は続きそうです。