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EV普及が一気に進む?テスラの新リチウムイオン電池工場、世界年間生産を超える超弩級規模!


EV事業で順調に成功しているベンチャー企業の代表といえば、「テスラモーターズ」。

 

モーターの豊富なトルクを活かし、性能的にも「スポーツカー」と言える車などを発表して、単なるエコイメージ一辺倒ではないEVメーカーです。

 

そのテスラが、巨大なリチウムイオン電池工場の建設を発表。

 

まさに“ギガファクトリー”:テスラのリチウムイオン電池工場、単独で2013年の世界生産を超える規模に - MONOist(モノイスト)

 

Tesla planning a massive Gigafactory, would build batteries for their entry-level model

 

Tesla to build world’s largest battery production factory | CarAdvice

 

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約93万平方メートルの巨大な工場で、2017年稼働予定。

 

2020年にはフル生産に入り、そのピーク時の生産量は、2013年に世界で生産されたリチウムイオン電池セルの総量を、この新工場単独で超える!というとてつもない規模です。

 

 

EVの価格が高額である大きな原因は、バッテリー価格が高額であるということ。

今回テスラが大規模工場を建設する第一の狙いは、このバッテリー単価を引き下げることのようです。

 

大量生産によって電池セル単価を大幅に下げるというわけですね。

 

工場単独でこの規模、というのが凄いですが、関わる企業はテスラだけではありません。

 

パートナー企業として日本からパナソニック、日立マクセル、ソニーに、海外企業ではLG、サムスン、ATL、BAK、と、リチウムイオン電池に携わる企業が多数関わっています。

 

これらの企業にも当然電池セルが提供されることになるはずで、EV使用分以外のセル単価引き下げにも大きく貢献しそうです。

 

EV側のメリットとしては、バッテリー単価が下がればEVの車両価格も引き下げることができるようになり、一般に手が届く値段の車両も多く登場するでしょうね。

 

実際、テスラには2017年に一般価格帯の車両を投入する目標があるのだそうです。

現在の生産台数の14倍ほどのEV生産を見込んでいるとか。

 

野望がデカイ!

 

そして、単価が下がればバッテリーの搭載量を増やす、という方向にもシフトできますよね。

 

重量の問題はもちろんありますが、それをクリアすれば航続距離も大幅に伸び、またひとつEVのネガが減ることになるでしょう。

 

これまた一般ユーザーにアピールするポイントが増えるわけですね。

 

リチウムイオン電池を使用するハイブリッド車やレンジエクステンダー車などにも恩恵が期待できますね。

 

これらの多くのメリットがあっての大規模工場の建設。EVの価格問題を一気に解決してしまいそうな予感・・・

 

やはりテスラは只者ではありませんね。

これをきっかけに、EVの普及が大きく進みそうです!