クルマ好きなら毎日見てもいいじゃない

現在ほぼペーパードライバーでクルマ未所有者の、気になるクルマ情報について勝手に盛り上がるブログです。

タント・N-BOX・スペーシア・デイズ ルークス・eKスペースと、出揃った「モアスペース軽」を数値で比較!


 

ダイハツ「タント」のモデルチェンジや、日産「デイズ ルークス」三菱「eKスペース」の登場で、各社の「モアスペース軽」が出揃いましたね。

 

そこでその性能をカタログ値から、ごく簡単にですが比較してみようと思います。

 

比較対象は、ノンターボ・FF駆動のお手頃なグレード。

「デイズ ルークス」と「eKスペース」は姉妹車なのでまとめてあります。

 

ターボ車の比較については、今のところちょっと未定です。

まあ、お手頃グレードの比較ということでご勘弁を。

 

f:id:chogi1975:20140216214158j:plain

f:id:chogi1975:20140216214157j:plain

f:id:chogi1975:20140217004326j:plain

f:id:chogi1975:20140216214200j:plain

f:id:chogi1975:20140216214159j:plain

 

 

 

まずは、このジャンル最大の魅力である「サイズ」からです。

 

f:id:chogi1975:20140216214916j:plain

 

・・・単位を忘れてました。mmです。すいません。

赤字はその項目で最も大きな数値となってます。

 

外側のサイズは、全長と全幅ともに全車種横並び状態。

当然ですが、軽自動車枠をめいっぱい使っています。

 

全高に関しては、ホンダの「N-BOX」が最も高い数値。

続いて日産の「デイズ ルークス」三菱「eKスペース」が続きます。

 

ホイールベースは「N-BOX」がトップ

 

しかし、室内のサイズは外のサイズとちょっと違ってきます。

 

 

前後の室内長は、「デイズ ルークス(eKスペース)」が最も長くなりました

ホイールベースでは下から2番目ですが、レイアウトをかなり工夫したのでしょう。

 

室内幅は「N-BOX」、そしてダイハツ「タント」が横並びでトップです。

スズキ「スペーシア」と、「デイズ ルークス(eKスペース)」はそれより3センチほど低い数値です。

真っ二つに分かれましたね。

 

室内高は「N-BOX」と「デイズ ルークス(eKスペース)」がツートップ

頭上が広々で快適そうです。

 

「デイズ ルークス(eKスペース)」、さすが最後発だけあってなかなかの広さ。

しかし、この中では古株?の「N-BOX」、室内の幅と高さは最もゆとりがありますね。

さすがは販売台数の元王者です。

 

「スペーシア」は突出した広さこそありませんが、室内長と室内高で2番手に着けていて、結構バランスは取れている印象。

 

タントも幅は広いですし、選ぶ際にこれら数センチの差をどう取るか、ですね。

 

 

さて、次はエンジン性能や重さ、取り回しなどの比較です。

 

f:id:chogi1975:20140216214201j:plain

 

広さが売りのモアスペース軽ですが、そこはやはり軽自動車。

街乗りでは軽快に走りたいところですよね。

 

そこで気になる軽さですが、最も軽いのはスズキ「スペーシア」

他の車種が軒並み900kg台なのに対して、なんと800kg台半ばという数値!

 

比較して80kg~110kgほども軽い、というのは驚異的な軽さです。

 

一番重いのは、「N-BOX」。

ホンダの軽自動車は他社よりちょっと重い傾向がありましたが、「N-BOX」も例外ではないようです。

 

 

そして、これこそ最も気になるポイントという人も多い(はずの)、低燃費性能

 

トップは、「スペーシア」の29.0km/L

 

このサイズでこの燃費は素晴らしい。

おそらくその軽さも影響しているのでしょうね。

 

2番手である「タント」の28.0km/Lもなかなかの低燃費です。

フルモデルチェンジで、ダイハツも元祖の意地を見せました。

 

「N-BOX」は25.2km/Lと、一番振るいません。

車種が増えて比較する対象が多くなると、この数値は気になってしまいますね。

 

「燃費性能の追求よりバランス重視」という「デイズ ルークス(eKスペース)」は、26.0km/L。

スズキ、ダイハツに比べると、こちらも多少見劣りするかも。

 

出力については、「N-BOX」が58psと一番高いです

トルクも最も高く、街乗りに不満はなさそう。

 

「タント」と「スペーシア」が52psと横並びで、トルクはわずかに「スペーシア」が良い数値。

 

最後発の「デイズ ルークス(eKスペース)」は49psと、出力的には最も低くなってしまってます。

何だか出足で他車種に劣っていそうですが、注目したいのは、「バッテリーアシストシステム」という新装備。

 

減速時のエネルギーを電力としてリチウムバッテリーに蓄え、燃料を消費するオルタネーターの代わりに電装品へ電力を供給するという、主に燃費に効くシステムです。

 

これはオマケの要素として、オルタネーターのエンジンへの負荷をその電力で肩代わりする分、エンジンパワーに余裕が生まれ、出足が良くなるというメリットが。

 

なので、「デイズ ルークス(eKスペース)」は、カタログの数値以上に「良く走る」車と言えます。

 

そしてスズキの「エネチャージ」も基本的な仕組みは同じものなので、「スペーシア」もパワー感に関して他のライバル車に劣ることは、まず無いでしょう。

 

非常に評判がいいですからね、「エネチャージ」の出足は。

 

こうなると、体感の動力性能的には「タント」がちょっと劣ってくるかもしれませんね。

 

しかし、実際のところは「私にはパワーはこれで充分」という人も多いでしょうし、やはり試乗して比べたほうがいいと思います。

 

 

最後は小回りの性能。

「スペーシア」が最小回転半径4.2mと、最も小回りが効く車となっています。

ただ、「レーダーブレーキサポート」が搭載されると4.4mとなり、他のライバルと同等の数値になります。

 

一番大回り?なのが「N-BOX」の4.5m。

惜しくもわずか10センチ、他の車に及びません。

 しかし、この数値はいわゆるコンパクトカーに比べると充分低い数値(マツダ「デミオ」で4.7m)。

 

「どうしても可能な限りの小回り性能が必要だ!」

という人でなければ、それほど気にするものでもないかな?と思います。

 

 

さて、それぞれの車で特徴というか、長所と短所が結構分かれた印象となりました。

それだけ各社、気合を入れて開発したということでしょうね。

 

室内の幅広さか、長さか、高さか、あるいは燃費性能なのか、ストレスの少ない走りか。

 

基本、同じコンセプトの車たち。

一定以上の広さから、さらに何を求めるかが購入のポイントになりそうです。

 

もちろん、デザインや使い勝手に関する機能なども大事なところですよね。

 

この比較が少しでも車選びの参考になれば幸いです。