日産の新型「ティアナ」は大人の車。ミドルセダンに上質を求める人へ
実は、日産のセダンってあまり好みではありません。
特にグリルデザイン。
妙に真ん中が上下に膨らんでるのがどうにも間が抜けて見えて野暮ったくて。
「んむ~ん」
と、鼻の下を伸ばした感じ?
好きな人には申し訳ありません。
でも今日(2014年2月5日)発売された新型
「ティアナ」
は、大分違ってるみたいです。
日産、“大人の2人のプレミアムセダン”新型「ティアナ」発表会 / 上質な室内空間と走りが楽しめる“ティアナクルーズ”がコンセプト - Car Watch
【日産 ティアナ 新型発表】商品コンセプトは“心地よさと共に走りも愉しむ大人な移動空間” | レスポンス
大きなグリルですが、シェイプされていてかなり現代風になりました。
もともとの「上質感」に、今回は「躍動感」をプラスしたというティアナ。
以前より確実にセダンとしてのスポーティさが出たデザインになりました。
ただ、「いかにも」な感じではなく、落ち着きも兼ね備えています。
飛びぬけて個性的というものではありませんが、そんなのはこの車には必要ありませんね。
「日産のセダン」ということがひと目でわかり、かつ嫌なエグみが無いバランスのいいデザインになったと思います。
落ち着いているのに赤がよく似合うのもポイント高いです。
ベージュを基本に、黒や木目調を織り交ぜたインテリア。
個人的にはもうちょっと木目を少なくして欲しいですが、しかしくどい感じはあまりしません。
スタンダードなのに平々凡々では無く、外装同様こちらも落ち着いていて上品です。
配色のセンスがいいんでしょうね。
ハンドルのスイッチ周りのシルバーが、結構いいですねえ。
内装色は黒も選べます。
ベージュで木目だった場所が、メタリックな黒になるとか。
こちらも質感は良さそうです。
しかし、最近のミドルセダンはとにかく大きい。
全長
その分、室内空間のゆとりがありそうなのは間違いありません。
なにしろホイールベースは2775mm。
写真で見ても、確かにゆったりできそうな雰囲気がありますね。
エンジンは直4の2.5リッターで173ps、駆動方式はFFのみ。
燃費は14.4km/Lと、なかなかの低燃費。
さらに、今後はハイブリッド車の投入も検討しているそうです!
【日産 ティアナ 発表】片桐副社長「ハイブリッドの投入も当然、検討している」 | レスポンス
当然、という言葉が力強いですね。
リア・マルチリンクサスペンションを新採用して操縦安定性を高め、さらに世界初のコネクトブッシュの採用で突き上げ感を軽減、走りの質も向上。
先行するトヨタ「マークX」やBMW「3シリーズ」を凌ぐ安定性を手に入れたそうですが、果たして・・・!
価格は242万9700~304万5000円。月間の販売目標は520台と、結構控えめですね。
今はコンパクトSUV全盛ですからね、ここは慎重にもなるでしょう。
新型「ティアナ」、ミドルクラスのセダンということであまり注目していなかったのですが、思った以上に良さそうです。
特に内装の質感は、買った人が羨ましくなりそう・・・
いまどきのお洒落な年配のご夫婦がターゲットだそうですが、いいところ突いてるのではないでしょうか。
ちょっと乗ってみたいなあ・・・
すでに発売中ですので、興味のある方は日産のお店へのぞきに行ってみてはいかがでしょう?